文学フリマ岩手事務局通信

文学フリマ岩手8 は 2023年6月18日(日) 岩手教育会館で開催決定!

岩手盛岡オススメグルメ紹介

 文学フリマ岩手の開催も間近となりました。

 Twitterでも呟いておりましたが、遠方の方はそろそろ岩手に向かう頃かと思い、オススメグルメの紹介をまとめてみました。

 当日の昼食にオススメの店の他、甘味や文学フリマにぴったりのお店など、7項目にまとめましたので、ぜひ岩手に来た際の参考にしていただければと思います。

 

・冷麺

 なんといっても外せないのが「盛岡冷麺」!

 ダシのきいた冷たいスープに、コシの強いもっちりした麺、そこにカクテキ等の辛味を加えていただく、他では味わえない一品です。中の人も他県で冷麺を食べたことがありますが、何か違うな、と感じたことがあります。もちろん、盛岡の方が美味しいです!

 辛味の量は色々ありますが、注文するときは「別辛(べつから)」で頼むのがオススメ。これで頼むと辛味は別の容器に入れて運ばれてくるので、自分の好きな辛さで楽しむことができます。

 有名店は、発祥の店「食道園」の他、「ぴょんぴょん舎」「盛楼閣」あたりが有名ですが、ほとんどの焼肉屋にはこのメニューが置いてあります。食べ比べてみるのも一興ですね!

 

じゃじゃ麺

 もともとは中国の料理「ジャージャー麺」からヒントを得たもので、戦後それをもとに日本人に合うようアレンジされて作られたのが「じゃじゃ麺」です。

 ゆであげた特製太麺の上に細切りのキュウリやネギをちらし、そして店それぞれの特性肉味噌を乗せたものが出てきますので、それをとにかく混ぜて混ぜて食べる! テーブルには必ずおろしショウガやニンニク、ラー油、酢が置いてありますので、好みの味を探して加えながら食べるのも楽しみ方の一つです。

 注意するのは、麺を食べたら終わり、ではないこと。

 食べ終わった皿を店員さんに渡して「ちーたんたん」を頼みましょう。すると、食べ終わった皿に卵スープを作ってくれます。お皿に残った肉味噌に溶けた卵が良く合うんです。これを飲んでようやく〆。

 オススメの店は、なんといっても発祥の店でもある「白龍(ぱいろん)」でしょうか。文フリ岩手会場からも近いので、当日のお昼にもオススメです!

 

・わんこそば

 冷麺、じゃじゃ麺ときたら外せないのが「わんこそば」。なんでもルーツは江戸時代に南部藩主が漆器に入れられた一口だけの蕎麦を美味しいと言ってなんどもお代わりしたことだとか(異説あり)。

 この楽しみ方はなんといっても「何杯食べられるか」。店によっても異なりますが、おおよそ15杯で普通のお蕎麦1杯分になり、100杯食べると記念品がもらえるお店も。ですが、当然食べ過ぎるとその日一日どころか次の日くらいまで何もしたくなくなることはほぼ確実。適度に美味しく食べる、それが一番だと中の人は思っております。

 有名どころは「東屋本店」「直利庵」。くれぐれも挑戦は計画的に!(ちなみに中の人の記録は81杯)

 

・ラーメン柳家

 岩手では有名なラーメン店で、文フリ岩手の会場近くに2店舗あります。 

 自店で畑を所有して小麦を作るその熱意。一番人気は「キムチ納豆ラーメン」です。最初は名前で近づかない方もおりますが、食べてみると納豆の臭さもほとんどなく、その風味に逆に病みつきになる人が大勢おります。また、店によっていろいろな特別メニューもあり、中でも有名なのはラーメンの上にレアチーズが乗ったもの。ゲテモノかと思いきや、独特の酸味と甘みが予想外にラーメンに合うので思わず笑ってしまう美味しさです。

 興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

 

・チロル

 なんだよ、グルメ紹介ってがっつり系ばかりかよ、とお嘆きの方へ。こちら「チロル」は、チーズケーキの美味しい喫茶店です!

 昭和42年に開店した喫茶店は古き良き面影を残し、そんな店内でいただくチーズケーキとコーヒーは至福のひと時となります。特に中の人のオススメはクリームチーズケーキ。希少なフランス産チーズを使用しており、ふわふわでありながら濃厚でしっとりなめらか。きっとデザート通の貴方の舌も納得していただけると思います。

 大通り店の店内は、古いだけあって少々狭いのが残念ですが、このケーキを求めて来るリピーターも多いので、興味ある方はぜひ足を運んでみてください!

 

・ハンバーグの店「ベル」

 こちらは文フリ岩手会場の真裏にあります、ハンバーグのお店です。ご存知のかたも多いと思います、ハンバーグチェーン店「びっくりドンキー」の元祖であり、前身のお店なのです。

 商店街の中にそびえる、違和感のある店舗外装、しかし内装は落ち着きがあり、びっくりドンキーにはない座敷席まで備えています。

 一種の「聖地巡礼」として来る方も多いこの店。びっくりドンキーファンの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

・光原社 可否館

 光原社、と聞いてピンと来た方はかなりの通だとお見受けします。

 こちらは、宮沢賢治が生前唯一出版した童話集「注文の多い料理店」を発刊した会社であり、社名も宮沢賢治とその後輩である創業者がともに考えたという、まさにイーハトーヴのお店となっております。

 現在は出版業ではなく、漆器や民芸品などを扱う業態に変化しておりますが、ここ可否館は、当時の雰囲気を楽しめる喫茶店として有名です。おすすめはくるみクッキー。優しい甘さとコーヒーを、ゆったりとした雰囲気のなかお楽しみいただけます。

 文フリ岩手の会場からはやや離れており、徒歩で約30分ほどかかる立地ではありますが、興味ある方にはぜひ足を運んでほしいお店です。

 

 以上、オススメグルメを紹介させていただきました。気になるお店は見つかりましたでしょうか?

 せっかく文学フリマ岩手に来ていただくので、ぜひ岩手も、盛岡も楽しんでいっていただければと思い紹介いたしました。

 少しでも皆様の旅が楽しいものになるよう、お祈りいたします。(熊谷)